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千曲川に春を見に行く
-小海線では、キハ110系や世界初の営業用ハイブリッド気動車キハE200形が、単行(1両)の普通列車として日常的に運行されている。小淵沢~小諸間を結ぶこの高原路線は、八ヶ岳を背景に絶景スポットを走る。-
Going to see spring at the Chikuma River

千曲川に春を見に行く 森夏之

旅のエッセー集 甲斐鐵太郎

千曲川に春を見に行く 森夏之

千曲川に春を見に行く 森夏之

サクラの木の下の千曲川上流の小さな堰堤を眺めた。手前を小海線が走り釣りをしているときに乗客の少ない一両編成の車両を見る。小海線では、キハ110系や世界初の営業用ハイブリッド気動車キハE200形が、単行(1両)の普通列車として日常的に運行されている。


千曲川を見下ろす土手に咲く黄色い花。見るたびに気になって名前を調べたことがあったが忘れてしまった。


2026‎年‎5‎月‎7‎日‏‎17時に撮影。三週間前のサクラの花は青々と葉を繁らせていた。


2026‎年‎4‎月‎20‎日16時に撮影。サクラの花が満開となった千曲川上流の小海町ナナーズ駐車場。


小海町の松原湖付近のちょっとした繁華街に立ち寄る。ナナーズというこの地域唯一のスーパーマーケットにドラッグストア、そしてコメリなどが群がる。スーパーで日本酒とビールと群馬県産のレタスをコメリで日用品を買う。今夜はこれで酒盛りだ。


愛車はホンダ アクティトラック型式4WDが「HA7」。2001年登録の車だから25年が経過している。走行距離は4万km。インジェクションとタイミングベルト交換で二カ月前に10万円の整備費を掛けてあり、すこぶる快調。高速道路の上り車線を5速から加速して自足100㎞を軽々と超えてゆく。荷物を積まない軽トラは軽い車体のため燃費が良い。


諏方への峠に進む。北八ヶ岳の白駒池への中継地の駐車場わきには雪が残っていた。


諏方への峠を越えると夕日の時刻であり、西の空には穂高岳など北アルプス連峰と南アルプスや甲斐駒ヶ岳そして南八ヶ岳の峰々が夕日を浴びていた。

(タイトル)

千曲川に春を見に行く 森夏之

(本文)

 島崎藤村の旅情の歌が1968年のある大学の入試に出題されていた。雲白く遊子(いうし)悲しむ、と、緑なす繁蔞(はこべ)は萌えず 若草も藉(し)くによしなし、の二つが問われて受験生は回答に苦慮した。

 そのことが機縁で千曲川に惹かれて今なお回答を求めている。試験の正解とは別の者があるのではないかと考えているのである。

 あの峠の雪が消えて、あの峠の冬季閉鎖が解かれたらと考えて冬を過ごす。里の桜が散って甲府盆地のサクラとモモとナシの花が終わるころになると、千曲川の渓流に本格的な春が訪れる。前の年は何度か竿をだした千曲川上流である。ことしは竿をださずに川を見て遊んでいようと思う。

 思い立ったのは2026年5月7日(木)であった。していることが一段落して気持ちが明るくなったついでに千曲川に飛んで行った。このところの愛車はホンダ アクティトラック型式4WDが「HA7」。2001年登録の車だから25年が経過している。走行距離は4万km。インジェクションとタイミングベルト交換で二カ月前に10万円の整備費を掛けてあり、すこぶる快調。高速道路の上り車線を5速から加速して自足100㎞を軽々と超えてゆく。荷物を積まない軽トラは軽い車体のため燃費が良い。

 川上村と南牧村を抜けて小海町の松原湖付近のちょっとした繁華街に立ち寄る。ナナーズというこの地域唯一のスーパーマーケットにドラッグストア、そしてコメリなどが群がる。

 思い立ってと述べた千曲川行き、サクラの咲三週間前に出かけていて、葉が緑一杯になったのを撮影して何だか、やったねとか、これで良しと思い、サクラの木の下の千曲川上流の小さな堰堤を眺めた。手前を小海線が走り釣りをしているときに乗客の少ない一両編成の車両を見る。

 小海線では、キハ110系や世界初の営業用ハイブリッド気動車キハE200形が、単行(1両)の普通列車として日常的に運行されている。小淵沢~小諸間を結ぶこの高原路線は、八ヶ岳を背景に絶景スポットを走る。ほかに観光列車「HIGH RAIL 1375」も運行され、こちらは通常2両編成。

 マイカー時代に、鉄道の運行とバス路線の運行の選択などにさまざまな議論がある。乗客がいない鉄道車両、それはバス路線でも同じであるが、公共交通機関の在り方に絶望に似た感情が湧く。

 遅い出発であったから群がった商店街のスーパーで日本酒とビールと群馬県産のレタスをコメリで日用品を買う。

 今夜はこれで酒盛りだ。松原湖が八ヶ岳の崩壊でできたことを調べている。八池という意味の池がでてきた。諏方への峠に進む。北八ヶ岳の白駒池への中継地の駐車場わきには雪が残っていた。諏方への峠を越えると夕日の時刻であり、西の空には穂高岳など北アルプス連峰と南アルプスや甲斐駒ヶ岳そして南八ヶ岳の峰々が夕日を浴びていた。

2026-05-10-going-to-see-spring-at-the-chikuma-river-


旅のエッセー集 essay and journey(essay of journey) 旅行家 甲斐鐵太郎
essay and journey(essay of journey) by kai tetutaro

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