文章に完璧はありません 有名作家の文章を見たらわかります
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文章に完璧はありません 有名作家の文章を見たらわかります 森夏之
文章に完璧はありません 有名作家の文章を見たらわかります 森夏之
辻まこと の イラスト ムササビと猟師 辻まこと
(タイトル)
文章に完璧はありません 有名作家の文章を見たらわかります 森夏之
(本文)
ある人が文章を書いておりました。文章を書く速度が遅いのですが、書いた文章を点検するときになると、ある部分で行ったり来たり、ぐずぐずするのです。
例えば30分という時間の制限があっても、それをこえてぐずぐずしているのです。助詞や接続詞などをあれこれ考えて立ち止まるのです。100文字か200文字でもそれをするのです。
なぜそうするのか、なぜそうなるのか。文章能力がないこともありますが精神の不調が原因しているのです。その精神の不調は文章を書くことに限ったことなのか、生活を含めたすべての分野においてなのか、よくはわかりません。文章を書くときに限っては助詞や接続詞を入れ替えてみてグズグズしていて立ち止まったままになります。試験答案作成への不安がもたらしたものにも思えますが、傍(はた)からはわかりません。この人は歯科大学を中退しておりました。
社内における文章でありますから、別の者が並行して点検するのですから少しの時間を掛けて結論を出して次に送れば良いのですが、それができないのです。自分の能力の判定をされるのかと怯(おび)えているとも思えますし、そうではなくて精神失調と結論することもできます。
NHKのニュース記事は助詞や接続詞のすべてを、「ついて」で対応していることがあります。「ついて」「ついて」「ついて」「ついて」で接続される文章を見ていてあきれ果てました。NHKに倣って新聞社もこれをやっておりました。あきれて言葉がでません。
文章に完璧はありません。有名作家の文章を見たらわかりますが、人それぞれであり現代の私たちの感覚と符合しない文章になっていることが多いのに驚きます。
意味が解らない100年前に建てられた記念碑の文章に出会うことがあります。物事に対する感覚と、その表現形式は時代によって変ります。1000年の後にも意味が通じる文章を書きたいと願って生きております。
2026-05-08-no-writing-is-perfect-